気が向きました。更新したいと思います。山田太郎ことルミ海苔です。
挨拶もそこそこに今回何のお話をするのか、ルーミアクラスタのお話、ルーミアくんのお話、EXルーミアのお話、ルーミアオンリーイベント『想七日』のお話、僕の魂を持っていったweb公開2次創作作品のお話などなど、ネタはいくつかあるのですけれども、まずはこれから、ということで『ルーミアって誰?』というのを紹介したいと思います。
このブログタイトルでルーミア知らない人がやって来るとは思いませんが、ほら、より深く知るための入門書ってあるじゃないですか? そんな感じを目指します。
まずは基本情報
ルーミアとは、同人STG『東方prject』第6弾『東方紅魔郷※1』の一面ボスです。「姿は幼い少女で、赤い眼に黄色い髪に、赤いリボン、闇に紛れる為に黒い服を着る」と東方求聞史紀※2では描写されています。二つ名は求聞史紀では『宵闇の妖怪』、書籍文花帖※3では『暗闇に潜む魔物』とされています。
闇を操る程度の能力を持ち、彼女の周りは常に夜の暗闇で覆われているといいます。新月の夜には闇はなくなり、姿を表わすのだとか。
出没地点は不明、紅魔郷では神社の境内に現れ、文花帖では森の上を飛んでいるのが写真というかイラストに収められています。他にも東方儚月抄※4では紅魔館のパーティに出ているところが描写されています。
性格は紅魔郷ではニュートラルな女の子になっていてうかがい知れませんが、文花帖からはめんどくさがり屋な一面や髪の毛の痛みを気にする程度に女の子らしい発言があります。
ルーミアの暗闇は魔法の闇で松明でも照らすことは出来ないそうで、彼女自身も見えていないのだとか。人喰い妖怪と阿求によって明言されており、力業で仕留めると言われています。
紅魔郷でのテーマ曲は一面の『ほおずきみたいに紅い魂』そしてボス戦での『妖魔夜行』です。確か、妖魔夜行の曲解説(MUSIC ROOM)では、夜の妖怪をイメージして作り、ノリは軽快で馬鹿っぽいって書いてあったと思います。
髪の毛を結んでいる赤いリボンは御札になっていて彼女自身触れることは出来ません。
だいたい原作設定をかき集めるとこんな感じになるかと思います。一部、原作と呼ぶか有識者の間でも意見が分かれるところだとは思いますけれども。
元ネタは?
ルーミアの元ネタはハッキリ言って不明です。1つ確かなのは「闇を操るという強そうな能力を持った敵を一面ボス(つまりは弱い)に持ってくることで出オチを狙った」というお話です。まあ、僕はZUN氏がいつどこでこの発言をしたのか知らないんですけれども、そこかしこで散見され、訂正も入らないのでたぶんほんとだろうと思ってます。
空亡という創作妖怪が元ネタという話があります。まず、ルーミアの元ネタというのは時系列からありないでしょう。
では、暗闇で覆われたルーミアの形態の元ネタと考えるのはどうか。ルーミアの黒球体モードが登場するのが、確か東方文花帖からで、大神※5の1年前だとか。ゲーム雑誌にラスボス情報がリークされていたりするかもしれませんが、原稿執筆のラグを考慮すると大神の影響で文花帖の記述が出来上がるという可能性は低いと思っています。
じゃあ大神以前に空亡が黒球としてたとえ一部のマニアの間であっても知られていたのか。
色々読む限り無いんじゃないかなぁ。
それと、ルーミアの元ネタが空亡って話、ここ数年くらいでポッと出た話らしく、古い記事には空亡のその字も出てこないです。
そんな感じで、元ネタだったら面白いよねーくらいのスタンスで眺めることにしました。
2次創作でのルーミアは?
原作セリフ、「そーなのかー」がとても有名ですね。なのかーの語呂合わせで『毎月七日はルーミアの日』とされていたり、ルーミアイラスト企画『想七日※6』やルーミアオンリーイベント『東方想七日※7』にも大きな影響を与えています。
人喰い妖怪と明言されていることで人喰いエンド担当ってのもよく見ます。力業で襲うからでしょうか、腕をもぎ、腸を食いちぎり、血をすするようなグロテスクな表現がされることも多いです。
一方で、割りとアホっぽく、バカっぽく描かれることがあります。アホ可愛いというやつです。今までどうしてそうなるのかよくわからなかったんですけれども、容姿と、そして、テーマ曲の雰囲気がそうさせるのではないかと思い始めてきました。前述のとおり、妖魔夜行のノリは軽快で馬鹿っぽいのですが、2次創作でのルーミアもまんまそんな感じのが多い気がします。
それから、東方のロリエロ担当と目されることもあります。どこかでチラッと読んだんですが、その方曰く「ロリは抜けないんだけどルーミアでは抜ける」とか。ルーミア……恐ろしい子……。
よく組み合わされる連中はチルノ※8・リグル※9・ミスティア※10です。ルーミアと合わせて4人でバカルテットなんて呼ばれています。なんでこの組み合わせが広まったのかは全くわかりませんが、シックリくる面子です。つるんでイタズラしたりする仲良しお遊びグループみたいな描写がされることが多いです。まあ、色んな勢力に分けていって、余った4人をくっつけたって感じなんですけれども。東方のタイトルが増えていくに従ってより強固になっていった感があります。
CPとしてはルーミア×ミスティア、ルーミア×魔理沙※11、ルーミア×霊夢※12あたりがメジャーでしょうか。最近ルーミア×フラン※13とルーミア×こいし※14が勢力を伸ばしつつあるとか。ちなみに、僕はルーミア×フランの呼称は某動画※15に付けられたタグにあやかってルフランと呼びたい派です。ルフランは俺の魂の救済。
さて、こんな感じで第二回不定期ルーミアクラスタ『ルーミアって誰?』を終わりたいと思います。後半からは東方結構知ってる人でないと何の話か分からない状態になってしまいましたが、これをキッカケにルーミアについて興味を持っていただければ幸いです。
以下、脚注
※1
東方紅魔郷 the Embodiment of Scarlet Devil:東方project第6弾として発表された弾幕縦シューティング 幻想郷と呼ばれる架空の箱庭世界を下地に展開される東方projectにおいて、windows版での最初の作品。幻想郷が紅い霧に覆われてしまう紅霧異変の顛末を描いたもの。2002年8月コミケット62にて完成版初出。
※2
東方求聞史紀:一迅社より出版されている設定資料集的なもの。東方花映塚までの妖怪や人間、幻想郷が稗田阿求という人物を通して解説されている。2007年初版。
※3
書籍文花帖:一迅社より出版されているファンブック。内容は花映塚登場キャラクタ、射命丸文がばら撒いている文々。新聞パート(ZUN氏原作)とアンソロジーに大別される。2005年初版。なお、東方文花帖が正式名称だが、同名のSTGがあるため、こう呼んでいる。
※4
東方儚月抄(マンガ):一迅社から出版されている第二次月面戦争を描いた作品。単行本が売ってる。秋★枝さんのかわいいルーミアが見れるのは中巻の41ページ見開き大コマ左下。
※5
大神(ゲーム):2006年にPS2ソフトとして発売されたネイチャーアドベンチャーゲーム。
※6
東方想七日(企画):2010年にはじまった7月7日にルーミアの絵を投稿しようという白猫イツ氏によるpixivユーザー企画。キャッチフレーズは「七夕? なにそれおいしいの? そんなことよりルーミアちょうだい。」
―僕にもください(私語)
余談だが、7月7日はルーミアクラスタにとって特別な日とされることがあり、ハイパールーミアの日などと呼ばれることもある。
※7
東方想七日(イベント):2013年から年一回に東京で開催されているルーミアオンリーイベント。キッカケは2013年7月7日がちょうど日曜日でイベント開催出来るぞとなり、ルーミアクラスタの色々な方々が結託したことによる。2016年に第4回が開催されることになった。ルーミアしゅごい。ルーミアクラスタしゅごい。ルーミアオンリーイベントはこの他2015年に愛知で開催された新月幼魔夜行がある。妖魔ではなく幼魔なあたりが妖艶である(私語)。
※8
チルノ:紅魔郷2面ボス
※9
リグル・ナイトバグ:永夜抄1面ボス
※10
ミスティア・ローレライ:永夜抄2面ボス
※11
霧雨魔理沙:主人公の1人 自機
※12
博麗霊夢:主人公の1人 自機
※13
フランドール・スカーレット:紅魔郷EXボス
※14
古明地こいし:地霊殿EXボス
※15
ニコニコ動画に投稿されているRed Night Girls なお、2015年現在No.10まで確認。
参考サイト
ルーミア ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%82%A2
東方想七日(企画)pixiv百科事典
http://dic.pixiv.net/a/%E6%9D%B1%E6%96%B9%E6%83%B3%E4%B8%83%E6%97%A5
東方想七日(イベント) HP
http://rumiaonly.sakura.ne.jp/
新月幼魔夜行 HP
http://yomayako.com/
大神(ゲーム) wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%A5%9E_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)
参考書籍
東方の書籍とか
だいたい注と被るんですが、1つ同人誌を参考にしたのでそれだけちゃんと書いておきます。
胡玉書厨, "東方project 非公式DATABOOK2014," 東方紅楼夢, 2014.
ちょっと考察っぽいことも書いたのでこの記事に関する補足・検証、お待ちしております。
コメントでもなんでもいいので気付いたことあったら教えて下さい。
また、当ブログでは記事を募集しております。
「俺も/私もルーミアについて語りたい!」という方がいらっしゃいましたら声をかけてください。
宛先はこちら→ tubalove782[アット]gmail.com
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